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ゲーム業界の新卒年収は低い?職種・会社規模別の初任給リアルデータと昇給の実態

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ゲーム会社への就職を考えるとき、初任給の水準は気になるポイントのひとつではないでしょうか。「ゲーム業界は好きだけど、年収面で損をしないか不安」「職種によって給与にどれくらい差があるのか知りたい」という声は、転職・就活の相談の場でもよく耳にします。実際、ゲーム業界の初任給は近年の賃上げ傾向を受けて変化しており、一括りに「低い」とも「高い」とも言いにくい状況になっています。

この記事では、会社規模別・職種別の初任給の目安を比較表で整理し、昇給の実態や年収アップのルートまでを具体的に解説します。就職先を選ぶための判断材料として、ぜひ活用してください。

こんな方にオススメ

  • ●ゲーム業界への新卒就職・転職を検討していて、初任給の相場を把握したい
  • ●プログラマー・デザイナー・プランナーなど職種別の年収差が気になる
  • ●大手・中堅・ベンチャーのどこを狙うべきか、給与面から判断したい

この記事を読むと…

  • ●ゲーム会社の新卒初任給の会社規模別・職種別の目安がわかる
  • ●入社後の昇給パターンと年収アップの現実的なルートがわかる
  • ●給与条件で求人を絞り込む際の具体的な判断軸が身につく
目次

ゲーム業界の新卒初任給、「低い」は本当か?

ゲーム業界の新卒初任給、「低い」は本当か?

ゲーム業界全体の初任給は、一部の大手企業を除けば「日本の大卒平均とほぼ横並び」という水準が長く続いてきました。しかし2023〜2024年ごろから大手各社が初任給を引き上げる動きが広まり、2026年現在は業界全体としても上向き傾向にあります。

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転職希望者

「ゲーム業界は年収が低い」ってよく聞くけど、本当ですか?

転職アドバイザー
転職アドバイザー

大手と中小で大きく差があります。大手の場合は近年の賃上げで25〜30万円台も珍しくなくなりました。一方、小規模スタジオは20万円前後のケースも多いです。

大卒平均と比較したゲーム業界の初任給

厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査(令和5年版)によると、大卒の初任給の全産業平均は22〜23万円台で推移しています。ゲーム業界は情報通信業に分類されることが多く、IT・ソフトウェア系企業と同じ賃金水準の枠組みで語られる傾向があります。

大手ゲーム会社の公開求人・採用ページを確認すると、学部卒で月給22万〜28万円程度、大学院卒でそれより2〜3万円高い設定が多く見られます。「ゲーム業界=低給」という印象は、主に中小・インディー系スタジオの数値が平均を引き下げていることに起因しています。

近年の賃上げ傾向とゲーム大手の動き

2023年以降、任天堂・バンダイナムコエンターテインメント・コーエーテクモホールディングスなど複数の大手ゲーム会社が初任給の引き上げを公表しました。各社の採用情報ページによれば、大卒初任給が25万〜30万円超の水準に設定されているケースも見られます。

この流れはゲーム業界に限らず、IT人材の争奪戦が激化する中で「優秀なエンジニア・クリエイターを確保する」目的で行われている賃上げであり、2026年時点でも継続中です。ただし、この恩恵を受けているのは主に大手〜中堅クラスの企業であり、小規模スタジオでは依然として20万円前後が実態という場合もあります。

「初任給が低く見える」原因:みなし残業・手当の内訳

ゲーム業界の求人では「みなし残業(固定残業代)」を月給に含んでいる場合があります。たとえば「月給24万円(みなし残業40時間分含む)」と記載されている場合、実際の基本給は20万円台前半ということも起こります。

求人票を見る際は固定残業代の有無と時間数を必ず確認することが重要です。また、住宅手当・資格手当・裁量労働制の適用有無なども実質的な手取りに影響するため、月給の額面だけで比較するのは避けたほうが無難です。

会社規模別・職種別の初任給比較表

会社規模別・職種別の初任給比較表
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実際に就職先を選ぶうえで最も参考になるのは、会社規模と職種を掛け合わせた比較です。以下では、大手・中堅・ベンチャー(小規模)の3区分と、主要4職種(プログラマー・3Dデザイナー・プランナー・QA)に分けて目安を整理しています。なお以下の数値は公開求人情報・採用ページ等を参考にした目安であり、企業・年度によって変動します。

職種 大手(上場・大規模) 中堅(独立系スタジオ等) ベンチャー・小規模
ゲームプログラマー 25〜30万円超 22〜26万円 20〜23万円
3Dデザイナー・モデラー 23〜28万円 21〜25万円 20〜22万円
ゲームプランナー 23〜28万円 21〜24万円 20〜22万円
QA・デバッガー 22〜26万円 20〜23万円 20万円前後

※上記は学部卒を基準にした月給の目安(税込)。大学院卒は2〜3万円程度高い設定が一般的。みなし残業・手当の扱いは企業によって異なります。

プログラマーは職種別で最も高い傾向

ゲームプログラマー(エンジニア)は、4職種の中で初任給が最も高い傾向にあります。理由は明確で、ITエンジニア人材の需要がゲーム業界外でも極めて高く、ゲーム会社がIT企業全体と競い合って採用しているためです。

大手では入社時点でエンジニアとしての専門性を評価し、月給30万円超を提示するケースも見られるようになっています。プランナー・デザイナーと比較すると、同じ大手でも2〜5万円程度の差がつくことがあります。

デザイナー・プランナーは「スキルの可視化」が鍵

3Dデザイナーやゲームプランナーは、プログラマーと比べると初任給の設定がやや低めになりやすい職種です。ただし、ポートフォリオや実績の質によって評価が大きく変わるのも特徴です。

大手では入社前課題や作品審査を重視するケースがあり、「即戦力として使える水準」と判断されれば、より高い初任給が提示される場合もあります。プランナーについては、ゲームデザインの論理的思考力やドキュメント作成能力を評価軸に置く企業が増えており、文系出身者でも初任給の差が縮まりつつあります。

QA・デバッガーは入口として選ばれやすいが水準は控えめ

QA(品質保証)・デバッガー職は、ゲーム業界への入門ルートとして選ばれることが多い職種ですが、初任給の水準は他職種より低めになりやすいです。ただし、QAはゲームの仕様理解やバグ管理の専門知識が求められ、社内でのキャリアパス(テストリード・QAマネージャー)も存在します。また派遣・契約社員として経験を積んでから正社員転換するルートも業界内では一般的で、その場合の初任給は正社員と異なる水準になります。

入社後の昇給・年収アップの実態

入社後の昇給・年収アップの実態

初任給の水準も重要ですが、「入社後にどれくらい上がるか」が長期的なキャリア設計には不可欠な情報です。ゲーム業界の昇給は企業によって差が大きく、制度の中身を事前に把握しておくことが大切です。

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転職希望者

入社後に年収はどのくらいのペースで上がるものですか?

転職アドバイザー
転職アドバイザー

大手なら年2〜5万円ペースの定期昇給が多いです。ただし成果型・等級制の会社では、早期にリーダー職に就くかどうかで30代の年収に大きな差がつきます。

定期昇給型と成果評価型の違い

ゲーム会社の昇給制度は大きく「定期昇給型」と「成果評価型(等級制)」の2タイプに分かれます。定期昇給型は毎年一定額が上がる仕組みで、安定感はありますが上がり幅は小さい傾向があります(年間2〜5万円程度が目安)。

一方、成果評価型や職能等級制を採用している企業では、プロジェクトへの貢献度・スキルレベルの認定によって昇給額が大きく変動します。プロジェクトリーダーやシニアクラスに昇格すると、一気に年収が50〜100万円単位で上がるケースも見られます。

どちらの制度かは、求人票や面接での確認が欠かせません。

大手・中堅・ベンチャーで異なる昇給スピード

会社規模によって昇給の実態は異なります。大手は賞与(ボーナス)の比率が高く、業績連動で年収が変動しやすい構造です。

中堅は制度がやや安定していて、プロジェクトの成功報酬として一時金が出るケースも見られます。ベンチャーは基本給の伸びが緩やかな代わり、ストックオプションやインセンティブで収入を補う仕組みを持つ企業もあります。

いずれも「数年後の年収イメージ」を面接段階で確認しておくと、入社後のギャップを防ぎやすくなるでしょう。

転職によるキャリアアップが年収増加の近道になりやすい

ゲーム業界では、同一企業内での昇給よりも転職によるキャリアアップのほうが年収増加幅が大きくなるケースが少なくありません。3〜5年のキャリアを積んで専門性を明確にしたうえで転職すると、初任給より100〜200万円高い水準でオファーが出ることも、目安として想定されます。特にプログラマー・テクニカルアーティストなどのスキルが希少な職種では、経験年数が3〜5年あれば中途市場での評価が高まりやすいです。

大手・中堅・ベンチャー、どこを選ぶべきか

大手・中堅・ベンチャー、どこを選ぶべきか

初任給の高さだけで就職先を選ぶと、入社後に「思っていたのと違う」となるリスクがあります。ここでは年収以外の要素も含めた判断軸を整理します。

大手ゲーム会社を選ぶメリットと注意点

大手を選ぶ最大のメリットは、初任給・福利厚生・研修制度の充実度です。大規模なプロジェクトに携わり、組織的な開発プロセスを学べる環境は貴重です。

一方で、組織が大きい分だけ担当領域が細分化されるため、「幅広いスキルを早く身につけたい」人にとっては物足りなさを感じるケースもあります。また採用倍率が高く、選考が長期化する傾向もあります。

大手を選ぶメリット大手を選ぶ際の注意点
  • ●初任給・賞与・福利厚生が充実
  • ●大規模IPに携われる経験値
  • ●研修・教育制度が整っている
  • ●担当範囲が限定されやすい
  • ●採用倍率が高く選考が長期
  • ●意思決定のスピードが遅い場合も

中堅・ベンチャーを選ぶメリットと注意点

中堅〜ベンチャーは初任給こそ大手より低くなりやすいですが、早期に裁量を持てるのが大きな強みです。少人数チームでの開発では複数の工程に関わる機会が多く、幅広いスキルが身につきやすい環境です。

また会社の成長とともに年収が大きく伸びる可能性もあります。注意点としては、制度の整備が大手ほど進んでいない場合や、プロジェクトの安定性・継続性にリスクがあることが挙げられます。

中堅・ベンチャーのメリット中堅・ベンチャーの注意点
  • ●早期から裁量を持って動ける
  • ●幅広い工程に関わりスキルアップしやすい
  • ●社歴に関係なく評価される文化が多い
  • ●初任給・賞与が大手より低めになりやすい
  • ●教育制度が体系化されていない場合も
  • ●プロジェクト終了に伴う不確実性がある

年収条件で求人を選ぶ際のチェックポイント

求人票の月給額面だけで比較するのではなく、確認すべき4点を整理します。

  • ●固定残業代(みなし残業)の有無と時間数
  • ●賞与の有無と支給回数・直近の支給実績
  • ●昇給の仕組み(定期か成果評価か)
  • ●試用期間中の月給設定(本採用より低い場合がある)

これらを総合して判断することで、「額面は高いが実態は低い」という状況を防ぎやすくなります。

CHECK

求人票の月給には「みなし残業〇〇時間分含む」という記載がある場合があります。基本給を正しく把握するために、応募前に必ず確認しましょう。

ゲーム業界の年収データを活かした就職・転職戦略

初任給と昇給の実態を理解したうえで、どう就職・転職活動に活かすかを考えておきましょう。データをもとに条件を整理することで、後悔しない選択がしやすくなります。

職種ごとの市場価値を把握してから動く

ゲームプログラマーとQAデバッガーでは、同じ「ゲーム業界志望」であっても市場での評価が大きく異なります。自分が目指す職種の相場を把握したうえで、「この会社の提示額は相場と比べてどうか」を判断できるようにしておくことが重要です。

職種ごとの年収帯は本記事の比較表を参考にしつつ、実際の求人情報で最新水準を確認するのがベストです。3Dモデラーのより詳細な年収実態については、3Dモデラーの年収は低い?ゲーム・映像・メタバース別の実態を比較【2026年版】も参考にしてみてください。

入社後のキャリアパスも含めて会社を選ぶ

初任給が多少低くても、数年後に大きく伸びる企業を選ぶという戦略もあります。そのためには「社内でどのように昇格・昇給するか」「3年後・5年後にどんなポジションが目指せるか」を選考段階で確認することが大切です。

特にベンチャー・中堅企業では、在籍年数より成果・スキルで評価する文化が根付いている場合も多く、「経験を早く積みたい」「チャレンジングな環境に身を置きたい」という方には向いていることがあります。3Dモデラーとして未経験から挑戦するルートについては、3DCGモデラーに未経験からなるには?始め方・年収・ツールの記事も参照ください。

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まとめ:初任給の実態を理解したうえで戦略的に動こう

ゲーム業界の新卒初任給は、大手・中堅・ベンチャーの規模差と職種差が大きく影響します。大手のゲームプログラマーであれば月給25〜30万円超も見られる一方、小規模スタジオのQA職では20万円前後が実態という場合もあります。「ゲーム業界は年収が低い」という印象は必ずしも正確ではなく、どこを・どの職種で選ぶかによって大きく変わるのが現実です。

大切なのは、額面だけでなくみなし残業の有無・昇給制度・賞与実績など条件の実態を正確に把握すること。そして自分のキャリア目標(早期昇格を狙うか、安定を重視するか)に合った会社規模・制度を選ぶことです。

よくある質問

Q. ゲーム会社の新卒初任給は、IT企業と比べて低いですか?
A. 大手ゲーム会社の場合、IT企業と同水準か、それ以上の初任給を提示するケースも増えています。特にエンジニア職(プログラマー)は、IT・Web業界との人材争奪が激しく、月給25〜30万円超の提示を行う企業も見られます。ただし中小・ベンチャー系スタジオでは20万円前後にとどまる場合もあります。
Q. 大学院卒(修士)と学部卒では初任給にどれくらい差がありますか?
A. 一般的に、大学院卒(修士)は学部卒より月給で2〜3万円程度高い設定が多いとされています。年収換算では24〜36万円程度の差になります。ただし、全ての企業が学歴で差をつけているわけではなく、スキル・ポートフォリオ重視の企業では学部卒でも同水準のオファーが出る場合があります。
Q. みなし残業(固定残業代)が含まれている求人の見方は?
A. 求人票に「月給〇〇万円(みなし残業〇〇時間分含む)」と記載がある場合は、その時間分の残業代がすでに月給に含まれています。超過した場合は別途支給される必要がありますが、実際の運用は企業によって異なります。基本給(みなし残業を除いた額)と、みなし残業の時間数を確認したうえで比較することが重要です。
Q. ゲーム会社で年収を上げるには、どのくらいのキャリアが必要ですか?
A. 傾向として、入社後3〜5年でリーダーやシニア相当の役割を担えるようになると、昇給・等級アップによって年収が大きく伸びやすいとされています。また、専門スキルを磨いて市場価値を高めたうえで転職するルートも、年収アップの現実的な選択肢のひとつです。

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この記事を書いた人

転職ゲム子|ゲーム業界転職メディアMM 編集部

ゲーム業界への転職・就職をわかりやすく伝える「ゲーム業界転職メディアMM」で記事を執筆。
ゲーム会社の企業研究、職種・仕事内容、年収・待遇、転職エージェント、未経験からのキャリアチェンジ、選考対策などを中心に情報を発信している。
「ゲーム業界で働きたいけれど、何から始めればいいかわからない」という人が、自分に合ったキャリアを考えられるよう、各社の公式情報や採用情報、業界データなどをもとに、難しい情報もできるだけわかりやすく整理して届けることを大切にしている。
ゲームが好きな人の「好き」を、仕事やキャリアにつなげるための情報を発信中。

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