※本記事にはプロモーションが含まれる場合があります。
「ゲーム業界の転職にはポートフォリオが必須って聞くけど、何を、どれくらい、どう見せればいいの?」——制作職を目指す人が最初にぶつかる壁ですよね。
この記事では、エージェント公式ガイドの情報をもとに、ポートフォリオの役割から職種別の作り方、点数・ページ数の目安、守秘義務への対応、無料ツールまでを横断的に解説します。「作品を並べるだけ」で終わらせない、評価されるポートフォリオの作り方をお伝えします。
転職希望者
とりあえず自信作を並べればいいと思ってたんですが、それだと弱いんですか?
転職アドバイザー
実はそこが落とし穴なんです。採用担当者が見ているのは「作品の上手さ」だけじゃない。何を担当し、どう考えて作ったか——その説明があるかどうかで評価が大きく変わります。順に見ていきましょう。
- ポートフォリオの作り方が分からない方
- 自分の職種で何を載せるべきか知りたい方
- 守秘義務がある作品の扱いに悩んでいる方
- 無料で作れるツールを探している方
①ポートフォリオは作品集ではなく「何を担当しどう作ったか」を示すプレゼン資料
②目安は作品10〜20点・15〜25ページ。点数の多さは目的にしない
③職種で必須/代替が分かれる。NDA作品はぼかし表現で対応できる
読み終える頃には、自分の職種で今日から何を作ればいいかが明確になります。
まずはどんな求人があるか見てみたい方へ(無料・登録なしで検索できます)
結論:ポートフォリオは「担当と意図」を示す資料
まず最初に、結論からお伝えします。
採用担当者が見ているのは作品の上手さだけではありません。マイナビクリエイターの公式ガイドは、ポートフォリオを「単なる作品集ではなく、プロのクリエイターであることを示すプレゼン資料」と定義しています。示すべきは次の5つです。
- 技術力・品質
- 個性・作風
- 制作への熱意・姿勢
- チーム貢献力(何を担当したか)
- 要求条件への対応力
とくに重要なのが「何を担当したか」の明示です。チーム制作では、担当領域が書かれていないと評価を落とします。上手い作品でも「あなたが何をやったか」が伝わらなければ、実力の証明にならないからです。
職種で違う|必須の職種・代替できる職種
ポートフォリオが必須かどうかは、職種によって変わります。マイナビクリエイターの公式ガイドをもとに整理すると次のとおりです。
| 職種 | 扱い | 形式 |
|---|---|---|
| デザイナー・イラストレーター・3DCG | ほぼ必須 | 作品ポートフォリオ |
| アニメーター・動画編集 | ほぼ必須 | デモリール等 |
| プランナー・ディレクター | 実質必須 | 企画書・要件定義書 |
| エンジニア・プログラマー | 任意(あると有利) | GitHub・技術資料 |
※マイナビクリエイター公式ガイドの区分(2026年7月18日閲覧)。必須でない職種も面接持参でプラス評価。
見落とされがちですが、プランナーやディレクターも「企画書・仕様書」が実質のポートフォリオです。ビジュアル作品がなくても、プロジェクト規模・関係者数・自分の役割を示す中間成果物で実力を証明できます。エンジニアはGitHubやソースコード、技術ドキュメントで代替するのが定石です。
職種別の作り方|押さえるべきポイント
デザイナー・イラストレーター
前半に企業テイストに合った代表作・自信作、中盤に多様なテイストで対応幅を、後半に自主制作やデッサンを配置します。最新作を必ず載せて定期更新し、模写やファンアートの割合は少なめに。各作品にはコンセプト・担当領域・使用ツール・制作プロセス(ラフ〜完成)を添えます。
3DCGデザイナー
各パート5〜6作品が理想で、詰め込みすぎは逆効果。リアルタイムかプリレンダリングかを明記し、エフェクトやモーションは1〜2分のデモリール(動画)で見せます。「どの工程を、どのくらいの期間で担当したか」を具体的に書くのが評価の分かれ目です。
プランナー・ディレクター
企画書・要件定義書・指示書などの中間成果物を掲載し、プロジェクト規模・関係者数・成果を示します。職務経歴書とセットで、案件名・担当フェーズ(企画/開発/運営)・使用ツール・開発規模・対応プラットフォームを整理しておきましょう。
エンジニア・プログラマー
提出は任意ですが「ライバルに差をつける強力なアイテム」です。扱える言語・フレームワークと習熟度を明記し、ソースコードはGitHub等でリンク掲載。技術選定の理由や制作プロセスのこだわりを書くと、思考力が伝わります。
転職アドバイザーの視点
職種を問わず、私が添削で一番多く指摘するのは「担当領域が書いていない」ことです。チーム制作が当たり前の業界なので、作品の横に『自分は何を担当したか』を一言添えるだけで、評価は驚くほど変わりますよ。
点数・ページ数の目安|多ければいいわけではない
「たくさん載せれば熱意が伝わる」は誤解です。公式ガイドの目安は次のとおりです。
| 項目 | 目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 作品数 | 10〜20点 | 点数の多さを目的にしない |
| ページ数 | 15〜25ページ(最大30) | 50ページ超は担当者の負担 |
| 1ページあたり | 1〜2作品 | インパクトのある作品を前半に |
| 少なすぎ | 5〜6ページは危険 | 実力・意欲を伝えきれない |
※マイナビクリエイター公式ガイドの目安(2026年7月18日閲覧)。持参用と送付用で点数を変えるのも有効。
ポイントは、採用担当者は何十人分ものポートフォリオを見るということ。冗長だと最後まで見てもらえません。厳選した作品を、見やすく、担当と意図つきで見せることが、量より効きます。
守秘義務(NDA)がある作品の扱い方
業務で作った作品は著作権が企業に帰属し、そのまま載せられないことがあります。ただし、諦める必要はありません。次の方法で対応できます。
| 方法 | 具体例 |
|---|---|
| ぼかして表現 | タイトル名を伏せ「大手パブリッシャーの家庭用AAAタイトル」等 |
| 類似の自主制作で代替 | 業務スキルを基にした自作作品を掲載 |
| 公開済み素材を引用 | 公式トレーラー・スクショ、担当シーンの時間指定リンク |
| 技術用語で示す | 「UE5のNanite」等で習熟度を具体的に |
※シリコンスタジオエージェント・ニダンジャンプ・マイナビクリエイター各公式コラムの整理(2026年7月18日閲覧)。
Web公開する場合は、前職企業から許可を取り、ベーシック認証などでアクセス制限をかけるのが安全です。権利に配慮する姿勢そのものが、採用担当者からの信頼評価につながります。判断に迷う作品は、無理に載せないのが鉄則です。
NDA下の実績の書き方は面談・書類準備のガイド記事でも詳しく解説しています。
よくある5つの失敗
公式コラムが指摘する、評価を落とす典型パターンです。
- 作品を詰め込みすぎる(点数が目的化し冗長に)
- 制作意図が不明(何をどう作ったかの説明不足)
- 担当領域が不明確(チーム制作で役割を書かない)
- クオリティのばらつき(自分視点で独りよがり)
- 著作権・守秘義務違反(前職情報のルール無視)
裏を返せば、これらを避けるだけで平均以上のポートフォリオになります。第三者に一度チェックしてもらうと、独りよがりを防げます。
ポートフォリオを添削してもらいたい方へ(ゲーム業界特化エージェントは無料です)
無料で作れるツール
ゼロから作るのは大変ですが、無料ツールを使えば負担を減らせます。代表格が、マイナビクリエイターが提供するMATCHBOXです。
- テンプレート入力だけで作成(専用ソフト不要・完全無料)
- Web公開(公開/パス設定/非公開)とPDF出力の両対応
- 画像・動画・3Dデータに対応、YouTube等とも連携
- 履歴書・職務経歴書も同時作成、企業からのオファー機能つき
ほかにも作品共有型のBehance(アドビ傘下)やPortfolioboxなどの無料サービスがあります。まずは無料ツールで形にして、エージェントの添削を受けながら磨いていくのが効率的です。
あわせて読みたい関連記事
キャラクターデザイナーになるには?必要な画力・学歴・ポートフォリオの正解を解説キャラデザのポートフォリオ
ゲームグラフィックデザイナーになるには?ポートフォリオの作り方と転職成功の条件グラフィック職のポートフォリオ
転職エージェントの面談完全ガイド|登録後の流れ・準備・聞かれること【ゲーム業界版】面談・書類の準備ガイド
ゲーム業界転職エージェントおすすめ比較7選|未経験・経験者別に選び方を解説【2026年版】エージェント7社を比較
よくある質問
まとめ|「担当と意図」を、厳選して見せる
ポートフォリオは作品集ではなく、「何を担当し、どう考えて作ったか」を示すプレゼン資料です。作品10〜20点・15〜25ページを目安に厳選し、各作品に担当領域と制作意図を添える。これだけで評価は大きく変わります。
守秘義務がある作品もぼかし表現で対応でき、無料ツールで負担も減らせます。まず形にして、エージェントの無料添削でブラッシュアップしていきましょう。
出典:マイナビクリエイター公式ポートフォリオガイド(作り方・職種別・点数ページ数・著作権/守秘義務・MATCHBOX)/シリコンスタジオエージェント公式コラム/ニダンジャンプ公式コラム(守秘義務対応)/マイナビエージェント(職務経歴書)(いずれも2026年7月18日閲覧)。


コメント